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鉄筋コンクリート造の家に住んでいます。引っ越してすぐ、家の中で電波が入らないことに気づきました。
結論から書くと、一発で解決する方法はありませんでした。落ち着くまでに6か月かかっています。
その代わり、効いた順番は分かりました。そして最初にやるべきことは、お金がかかりません。
同じ家の中なのに、場所で全然違う
まず気づいたのがこれでした。
- 窓際 ── 入る
- 玄関 ── 入る
- 部屋の奥 ── 入らない
鉄筋コンクリートは電波を通しにくい、とよく言われます。実際に住んでみると、それが数メートル単位で起きます。
「この家は電波が悪い」ではなく、「この家のここは電波が悪い」でした。ここが分かるまで、私はスマホの問題だと思っていました。
1. 家の中で電波を探す(無料)
お金をかける前に、まずこれをやってください。
スマホを持って家の中を歩き、アンテナの本数が変わる場所を探すだけです。窓際と玄関は、たいてい強くなります。外に近いからです。
うちの場合、置き場所を変えるだけで実用になる場所がありました。機器を買う前に分かっていれば、それだけで済んだ人もいると思います。
無料で、5分で終わります。ここを飛ばして機器を買うのはもったいない。
2. キャリアからホームアンテナを借りた
これは知らない人が多いと思うので、しっかり書いておきます。
携帯キャリアは、電波が届きにくい家に置く機器を貸してくれることがあります。うちが借りたのはソフトバンクの「ホームアンテナ3」です。外の電波を受けて、家の中に届ける装置になります。
借りたものです。買っていません。そして費用もかかっていません。うちの場合は無料で貸してもらえました。
結果はかなり改善しました。ただし置き方でまるごと変わります。ここを間違えると効きません。
「アンテナは4本なのに、つながらない」の正体
いちばん書いておきたいのがこれです。私はここで一度つまずきました。
ホームアンテナ3には、入力レベルと出力レベルが、それぞれ4段階で表示されます。
- 入力 ── 外から受け取れている電波の強さ
- 出力 ── 家の中へ出している電波の強さ
最初、うちは入力2・出力4の状態で使っていました。
このときスマホの電波表示は最大まで立っています。それなのにページが読み込みエラーになったり、極端に遅かったりしました。電波は最強の表示なのに、まともに使えない。かなりイライラする状態です。
理由は分かってみれば単純でした。スマホが見ているのは出力側だけだからです。家の中の電波は強い。でもその大元になる、外から受け取る電波が足りていない。入力が弱ければ、出力がいくら強くても意味がありません。
設置を変えて入力3〜4・出力4にしたところ、はっきり良くなりました。
見るべきはアンテナ本数ではなく、入力レベルです。ここを知らないと「借りたのに効かない」で終わってしまうと思います。
置き場所は「窓際」だけでなく「高さ」
もうひとつ、うちで起きたことです。
玄関付近でも、高さが1.5メートル以上ないと入力が悪くなりました。
同じ場所でも、床に近いところに置くと入力が落ちる。棚の上など、高い位置に上げると入力が戻る。横の位置だけでなく、縦の位置も試してみてください。
ホームアンテナの設置は、思っていたよりシビアでした。「置けば効く」ではなく「置き方を探す」機器だと考えたほうがいいと思います。
3. 回線を4つ持つことになった
いま契約しているのはこれだけあります。
- ソフトバンク ── メイン
- 楽天モバイル ── サブ
- povo(au回線)
- mineo(ドコモ回線)
最初から4つ持とうと思っていたわけではありません。試しているうちに増えました。
理由は単純で、会社によって家の中での入り方が違うからです。基地局の場所も使っている電波の帯域も違うので、1社がダメでも別の1社は入るということが起きます。
いま家の中で一番いいのはソフトバンクです。ただしこれはホームアンテナが入っているからで、回線そのものの優劣とは別の話だと思っています。
そしてここが大事なところなのですが、ホームアンテナはどの回線でも頼めるわけではありませんでした。
うちはもともとワイモバイルを使っていたので、ソフトバンクに直接お願いできました。他の回線については、同じようには頼みづらいと感じています。
安い回線を増やすのと、ホームアンテナを借りるのは、別の対策です。両方やりたいなら、大手と直接契約している回線を1本は残しておくことになると思います。
4. ポケットWiFiの端末を買った
最後に買ったのが、富士ソフトの「+F FS030W」というモバイルルーターです。
メルカリで4,980円でした。目立った傷はなく、充電器とバッテリーが付いた状態のものです。
後継のFS040WやFS050Wもありますが、そちらは値段が上がります。うまくいくか分からない状態だったので、まず試すなら安いほうでと考えて中古を選びました。
これがいちばん安定しました。
スマホのテザリングでもネットにはつながります。ただ置き場所が自由になりません。電波のいい窓際にスマホを置いてしまうと、その間スマホが使えない。
専用の端末なら、電波のいい場所に置きっぱなしにできます。スマホは手元で普通に使える。この差が思っていたより大きかったです。
新品も売られていますが、値段はかなり変わります。中古で試して、合えば買い替えるという順番でもいいと思います。
私が買ったのはメルカリでした。中古は在庫が入れ替わるので、メルカリでFS030Wを探すと、そのとき出ているものが見られます。状態と付属品は、出品ごとにかなり違います。私のときは充電器とバッテリーが付いていました。
6か月かかった理由
振り返って思うのは、どれか一つで解決したわけではないということです。
置き場所を変えて少し良くなり、ホームアンテナで大きく良くなり、回線を増やして選べるようになり、専用端末で安定した。積み重ねでした。
よくある記事は「中継器を置けば解決します」で終わります。うちはそうなりませんでした。同じ状況の人がいたら、一発で決まらなくても普通ですと伝えたいです。
同じ状況の人へ:お金がかからない順に
- 家の中で電波を探す(無料)── 窓際・玄関。置き場所だけで変わることがある
- キャリアに相談する(無料のことが多い)── ただし直接契約している回線でないと頼みづらい
- 別の回線を試す ── 会社によって入り方が違う。安い回線で試せる
- ポケットWiFiの端末を買う ── 置き場所を自由にできる。中古なら数千円から
上から順に試してください。いきなり4番から入ると、1と2で済んだかもしれない出費になります。
光回線については、まだ引いていません
最後にこれも書いておきます。
うちの場所はフレッツ光しか選べません。他に選択肢がないか探したかったので、まだ契約していません。
「引けないから仕方なく」ではなく、「他を試している途中」です。光回線を引けば解決する話かもしれない、という可能性は残しています。
それでも6か月、この形で生活も仕事も回っています。同じように迷っている人の参考になればと思います。

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